居場所がなかった。
なんてことはない。
大学では今、試験期間だからだ。みんな大学に残って勉強する。
僕が普段いたスペースでは、全ての椅子が埋まっている。
図書館は人が多いが座れないわけではないので利用する。しかし、飲食ができないのが不便だ。
研究室には院生と先生がいる。居心地が悪い。
部室は僕のことを知らない1年生が使っていた。男1人、女1人。2人きりで使っている中に僕という異物が混入して、いたたまれないから逃げた。
行く場所もないのに。
仕方なく居心地が悪いが故に空いているスペースで勉強する。
周りではワイワイと勉強している集団がいる。
僕もかつてはそうだったが、今は1人だ。
孤独。
それは選ばれし者にしか楽しめない特権。
遠くからざわざわと集団が近づいてくる。
そいつらは孤独を感じたことがあるのだろうか。
そこには研究室の人と買い出しに行くPGの姿があった。目があったので、僕は軽く手を挙げた。
いいなー!
俺も研究室の女子と買い出しとか行きたいよ!
どうも確定陰キャです。
今日も大学行って家帰ってきました。
なんか家帰ったら大学院の受験票が届いていて、「本当に受験するんだなあ」と今更ながら実感して焦ってます。それから無事に受験票が届いて安心しました。書類不備で受験できないのが1番怖いですからね。
受験番号を見たら一桁でびっくりしました。志願理由書を書くのがギリギリで、願書の提出も締め切り前日とかに出したのに一桁ってことは受ける人いないんですかね!
勝ったッ!
第3部完!
まあ、流石にそんな甘くないと思いますので、勉強します。受験番号はランダムだったり、届くのが遅い人からつけてる可能性もありますしね。
ではまた。